浮腫は、「水」が停滞しておこります。 水腫<すいしゅ>ともいいます。
鍼灸術では、身体の体液や細胞の組織液を「水」ではなく『津液』といいます。
以前にもお話しましたが からだを ” 潤わす ” ことが重要な役割です。
ですが ” 浮腫 ” という状態がおきている場合は 鍼灸術では『水毒証』となります。
つまり 過剰になると 身体にとっては有害な毒となります。
鍼灸術は、実際に患者様の身体を、触れておこなう学問である治療医学です。
つまり 『健全ではない状況であって” 異常な状態 ” 』を観察していくものです。
ですから 浮腫以外にも ” 水分の代謝障害 ” によって『水毒症』は現れます。
および 症状をおこす原因は [水がある場所にばかりに集中している] ことです。
いわば 体内の ” 津液の分布異常 ” から起こる状態です。
たとえば、「津液」が暑さによって体内で ” 醸し出される熱 “ によって
作り出されたのが『痰』です。 気道からでている内分泌液 のことです。
つまり「水<津液>」が 醸し出された熱によって ” 粘り気 “ をおびて
密度が濃くなった状態 です。
逆に、冷たい水を使うなど、寒さに晒されることで 薄くてサラサラしたものを
『飲』といいます。 ” 鼻水 ” などがそうです。
『痰飲』以外にも『湿』であらわすものもあります。
まず 『湿』は条件が重なり合うとおきます。
つまり 身体全体の「臓腑機能の低下」と「水分代謝の異常」でおきる症状です。
病気の性質は、『頭痛やめまい』もそうですし、『消化機能にかかわる嘔吐や下痢』
あるいは『筋肉や関節の痛みに痺れ』まで、望ましくない状況が、身体中でおきます。
ですので 鍼灸術において ” 気血水 ” に基づいて、病状を判断していく上で
『水<津液>』については、深く思い巡らせます。
だからこそ、 現代医学との考えも異なります。
現代医学によるとすぐに 摂取と排泄の平衡が崩れている と拝診される傾向のようです。
鍼灸術でも 塩分類や尿など のことも含めて 明らかにするために 津液の変調だけにとどまらず
” 気血 ” と ” 五行説 ” で生理現象から病理変化を広範囲にひろげて考えていきます。
その結果、相互作用の働きをうまくつかった経穴<ツボ>を組み合わせることで
改善させていくことが可能です。
鍼やお灸で施療していきます。
特に、女性の場合は、お着替え中やお帰りの際にお履き物で
浮腫が消えている効果がすぐに現れていることに驚かれます。
一度 お悩みの方は お近くの鍼灸院へ ご相談してみてください。



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