今日は、体の不調や痛みの伝え方のポイントをお話しします。
問診で ” 通じやすい ” 言い方をお教えします。
基本的には鍼灸術では まず『実と虚』に分けます。
まず『実』とは、急に痛くなってきて手を当てると、ますます痛みが強くなるし、
食べても水を飲んでも痛いときなどにあたります。
逆に『虚』は、 絶え間なく鈍い痛みが続いてはいるけれども、飲食によってまぎれ
手を当てると痛みも軽くなる場合となります。
次に 種類・性質などを考えます。
ですから、どんなふうに” 感じて “ いるかをおしゃってくだされば、理解しやすいのか。
ポイントを述べます。
1 身体の内側から外側に向かって膨れているような感じがする。
2 重だるい痛み 粘土をこねるような感じがする。
3 “チクチク”とした指先に “そげ” がささっているかのような感じ。
4 ” 日焼け ” あとにシャワーを浴びたような感じ。
5 塞がって(食事が冷めたイメージ)しまったような感じ。
6 “しくしく” といつまでも続く感じ。
のように伝えていただくと、訴えておられる気持ちが一致しやすいです。
また 内臓ではなく関節や筋肉などの場合、鍼灸術では『痺<ひ>』と考え
四つにわけますので、次のようにおしゃっていただくと理解しやすいです。
7 痛みが毎日あちこち変わる。
8 スーパーの冷気によって悪化するけど 暖かいと調子が良いなど。
あるいは、何にも影響なく 9 此処が痛いと言い切れる。
10 アルコールや刺激料理をたべたり、お風呂で痛むなど、です。
最後に 頭痛もパーツ別だと便利です。
たとえば 前頭(額)なのか、後ろ頭(首にかけて)なのか、側頭(こめかみ)なのか
頭頂(てっぺん)なのかで推察できます。
また お腹なども おへそを中心に[左右や上下・脇腹]でおしゃっていただくとスムーズに
問診がすすみ患者さまの改善すべき場所などが突き止めやすくなります。
鍼灸院だけでなく どのようなときにでも お伝えする際に使っていただければ
聞き手 < 医師や看護師あるいは薬剤師/救急隊 > 側の人も、はやく状況を描くことができると
おもいます。
お役に立てれば嬉しいです。



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