東洋医学の気血水の「血と水」について。
鍼灸術では「陰陽」に分けますので 「血と水は同じカテゴリー」になります。
つまり 表記すれば 陰:血と水 となり 陽:気 となります。
ですが 「血と水」は同じではありません。 働き方ががちがいます。
ふつう『血』といえば、血管のなかを流れる血液の認識です。
では『水』は???
鍼灸術では 水を “津液<しんえき>”といい、身体の中の『水分』をあらわします。
また、『血』は、身体の臓腑間組織へ ” 栄養分を含んだ基本的物質 ” を運ぶものです。
つまり『血』は” 栄養分を含んだ基本的物質 ” の輸送をして『形』をつくると考えます。
では、その「形」とは『栄養分を含んだ基本的物質の” 塊 “』であって『 ” 肉体 ” 』とします。
もうすこし、具体的に申しますと、[光や音・匂い] など 身体の外部から受けた意識的感覚は
『肉体』で受けたものです。
すなわち ” 『血』の働き “ によるものと鍼灸術では考えます。
だからこそ、” 感覚で肉体を” 動かすことができるのだと思います。
ですが ” 動かす “ には身体の全ての臓腑間組織に『栄養分』を与えなければなりません。
「血気盛ん」「血気にはやる」などの言葉の表現のように、『肉体という塊』の働きにも
『気』の存在をあらわしています。詳しくはこちらhttp://kaji-aqmx.com/?p=829
では同じように 「血と水の働き」を考えましょう。
人間の身体には約60%が水分です。 この水分(津液)を体内で『潤わせ』ています。
つまり 「血」の中には『栄養分を含んだ基本的物質』がたくさん含まれています。
その「血」をうまく流れるように、「水(津液)」の存在があって 身体の中を巡ることができるので
” 栄養分 ” を届けることができています。
したがって「血と水」は同じカテゴリーにもなっています。
結果、1枚の布のように、2本の糸を織り合わせたような存在が『血と水』になります。
いかがでしょう?
『血と水』を少しでも 理解していただけたなら幸甚に存じます。



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